朝食を食べないと、授業に集中できなかったり、仕事でミスをしてしまう?
朝食は通常の生活であれば、眠りから覚めて最初にとる食事ということになるが、朝食をとらないという人や、朝食の役割は大事で、朝食こそしっかりとらないといけないと主張する人など様々な考え方がある。
朝食をとらないと言うのは、多くの場合、出勤や登校などで忙しくて朝食抜きになってしまうというのが多いようである。
しかし朝食の役割は、一日の活動をはじめるための大事なエネルギーと栄養を供給する食事であるので、栄養学的にはしっかりとることが必要であるとされる。
また、しっかり朝食をとっていないと午前中の脳の働きも活発にならないともいわれる。
また、朝食の内容で言えば、朝こそ一番内容の濃い食事をとると言う人もいるが、朝起きてすぐにはまだ消化器官が活発に活動していないので、消化に負担のかかる食事内容はさけた方がいいと言う意見もある。
実際の世界の朝食を見る限り、朝食は比較的消化のいいものを軽めにとるのことが一般的であるようだ。

ところが、そんな世界の朝食の中で、1つ例外的なのが、英国のイングリッシュ・ブレックファストの習慣である。英国の朝食では、伝統的にたっぷりの食事を、時間を掛けて食べるものとされ、炭水化物以外にも脂肪分や動物性蛋白質の豊富なメニューが並ぶ。
英国においても、昔からそういった伝統があったわけではなく、起源は18世紀の産業革命の頃からのようである。
ただ現在では、英国においてもボリュームのあるFull English Breakfast を食べるのは週末の朝などに限られ、通常は簡素なシリアルやトーストなどで済ませる者が多いといわれている。
日本の朝食は、ご存じのように「ごはん、味噌汁、納豆、生卵、焼き魚、漬物、海苔」などの典型的な和食が伝統的である。
しかし日本においても欧米の習慣であったパン食が入ってきてからは、朝食はパン食という方も多くなってきている。

朝目覚めたとき、人間の身体はエネルギーがからっぽ状態で脳の働きも活発ではない。
したがって、朝食を食べないと、授業に集中できなかったり、仕事でミスをしてしまうという考え方は結構支持されているようである。
いろいろな調査で、「授業中にイライラしやすい子」は朝食を抜いている子が多いという結果が出ていて朝食の役割を見直すべきと言う考えが多い。
また栄養学の面から言うと、朝食の役割として、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を摂取することが大切である。
ごはんやパン、そばなどの炭水化物から摂取できるブドウ糖であるが、消化吸収に時間がかかるごはんよりも、身体の中で消化吸収の速い、速効性のエネルギー源である砂糖が効果的であるといわれる。
そこで、コーヒー・紅茶に砂糖を入れたり、砂糖を使ったジャムやパンを食べることは理にかなっているということらしい。